疥癬の原因となるのは、ヒゼンダニ(疥癬虫)という非常に小さなダニです。このヒゼンダニが皮膚(何でもないときにはあまりに気にしないことも多いですが、一度トラブルが起こってしまうとものすごく気になるものです)の角質層の中に入り込んで寄生したために起きる皮膚病(真菌やウイルス、虫が原因となることも少なくないでしょう)です。ヒゼンダニは、角質層に寄生すると、雄と雌が交尾し、雄は死にますが、雌は角質内にトンネルを掘って毎日2〜3個ずつ卵を産み続け、4〜6週間は生き続けます。ダニの卵は2〜3日で孵化し、その後、幼虫、若虫となり、皮膚のくぼみや毛穴に入り込んで穴を掘って隠れています。その後、成虫になり、また卵を生む訳ですね。ですから、このヒゼンダニを完全に退治しないことには、完治することはできません。感染は、長時間直接疥癬の人と肌と肌が接触した状態でいたためにうつる直接経路によるものが多いので、短時間触れたくらいでは感染の心配はありません。また、まれに疥癬の人が使用した寝具を使う事により、間接的に感染することがあります。ただし、角化型疥癬から感染する場合は、短時間の接触や衣類や寝具(睡眠の質が大きく左右されるものです)を介して、気軽に感染ってしまいます。角化型疥癬は、角質内にダニがたくさんひそんでいるため、皮膚から剥がれ落ちた角質からでもすぐに感染します。最近では、干したり洗濯していない寝具に長時間寝ている高齢者や、その介護をしている人に多く発症することをなってきました。家族の誰かが疥癬に感染すると、家族中に広がってしまう恐れがありますので、徹底したダニの除去をする必要があります。一度感染すると、治療に時間を要することもありますから、家族に感染者が出た時は、とにかくダニの退治を完全に行うように努力してくださいねー